side 未希


しばらくして
愁哉くんはあたしを離した。


「じゃ・・・・おしまい。
今から俺らは友達だから。」


ありがとう//
なんでそんなに優しいの??


あの人がいなかったら
あたしは君に恋をしたよ。


でもね??
なんでかわからないけど
気になっちゃうの・・・



「そんな顔すんなよな//
俺も・・・お前に・・・そうやって
愛しそうな顔されたかった。」


君のその大きな優しさは
きっとあの人にもない
特別で・・・大切なところ・・・。



「俺さ??
未希ちゃんよりも・・・・
もっともーっと可愛い彼女
作って見せるからな♪」



うん・・・うん。
あたしは何度も何度も頷いた。



「さっ!
そろそろ時間やべーから
寮にもどろうぜ♪」



ん??
時間やべー??
だって9時までだしね♪



あらら・・・・(笑)
8時・・・・半かなぁ・・・。



あたしは愁哉の手を握り
走り出した。


愁哉・・・?

これから何気なく
愁哉って呼ぶからね??

だって君がずっとずっと
優しくて近くに感じたから





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