「あらまぁ大変」

懐中時計と彼女を見比べて意味深な笑みを浮かべる舞白。


「どっ、どうしましょう!救急車っ?消防車っ?霊柩車っ?」

パニック寸前の啓太。


「とりあえず鹿獄にでも連絡したら良いんじゃねぇの?てか俺、もう家帰って録り溜めしてたドラえ○ん観てぇんだけど」

フルーツケーキに怯えながらも、他人事のように言ってカルピスを呷る虎次郎。


「そう仰るなら早く連絡して下さい、先生」

中指で眼鏡を押し上げ、呆れたように千歳を見下ろすだけのアルフレド。


「あれ……千歳、どうかしたの?」

尚も一人で呑気にケーキを食べ続ける万里。



何この勝手な人達。






なんだか収拾がつかなくなってきたので、唐突だがこの辺で強制終了。

脈絡ゼロとか気にしない。

ざっつまいくおりてぃ。



その日以来、千歳の姉嫌いに拍車が掛かったり、啓太が無闇に他人を部屋に入れなくなったり、舞白が地区長に提出する危険人物リストに鞠子の名が追加されたり、万里味覚最凶説が浮上したりするのだが

まぁそれはまた、別のお話という事で。








【あけまして初甘味・終】



「ボクら今回、やけに出番が少ないと思いませんか?」

「そんな風に思っているのなら貴方もあのフルーツケーキを食べるべきね。そうすればもっと映して貰えるかも知れないわよ?」

「……嗚呼…………そ、それならボクは遠慮しておきます」



こんなメンバーですが今年も宜しくお願い申し上げます。