「それでなんだったの?さっきの質問」
思い出したように言うアリスカに
「あっうん、やっぱなんでもないやごめんごめん!」
雛菊は慌てて両手をひらひら振ってみせた。
向かいの二人は怪訝そうに雛菊を見る。
それから四人は、他愛もない話をして盛り上がった。
雛菊の弟であるスペシャルバカの冬休み返上補習が始まったとか、尾行部隊でのしまじろうの私服が激ダサだったとか、ヤン男が副業をやっているらしいとか、雪娘お手製かぼちゃぷりんを食べてみたいとか、天スポ特別最新号の一面を飾った侍夫婦のイチャイチャ写真についてだとか、某“舌殺し”には恋愛関係の都市伝説があるらしいとか、遡雫姫かわいいよ遡雫姫ハァハァだとかそんな話題。
その間も緩やかに流れ続ける、“不機嫌なマイハニー”。
マスターは余程この曲がお気に入りと見える。

