「う゛う……」
この世の終わりみたいな顔をしてアリフレタ、ではなくアルフレドは空になったコーヒー牛乳のパックを部屋の隅のゴミ箱へ投げ入れた。
いつもならこの後朝食をとってから登校するのだが、今日はいつにも増して気分が悪く、もう何かを食べられる気がしない。
仕方がないので大分早いが学校へ行く事にする。
鞄を持ってよろよろと部屋を出た。
すると、
「あ、アルフレドさんおはようございます。今日は早いんですね」
丁度例の小柄眼鏡男子と鉢合わせした。
向こうも鞄を抱えているから、どうやらもう学校へ行く気らしい。