レストランにて。



「よっしゃよっしゃ!飯だ飯だッ」


「アンタは子供か。みっともないから大声出さないで」


「バイキング形式のお店なんですね。わぁ、お洒落だなぁ」


「ねぇ、ごはんって先生の奢り?」


「はぁ?ンな訳ねぇだろ。ふざけた事言ってんじゃねぇぞ」


「ソッカー、ジャアワタシタチソロソロカエル――」


「わー!ちょっ、待て待て!わかったわかった、奢る!奢ってやる!食え!好きなだけ食え!思う存分食えッ」


「わかった。それじゃ、私料理とって来るから」


「…………」




「あの、大丈夫なんですか?叔父さん」


「……やべぇ、つい勢いで言ってしまった…!」


「映画代に食事代に……お金足りますか」


「だっだだだ大丈夫に決まってんだろ!俺様を嘗めんじゃねぇよ」


「本当に?」




「……………………今月の残りの食費がパーだ」




(嗚呼もう、叔父さんって人は)