「それで結局、どうしてこはくさんが龍娘先生と?」
「これは……まさか龍娘とチャーリーと侍と嫁さんでダブルデートぉっっっ!?」
「いやいやいやいやそれはないでしょ。どっちかって言うと、アレが“デート”なんじゃないの?」
「はぁ?」
「二人は女同士ですよ!?」
「ハッ!……もしや龍娘、そっちの趣味が――」
「ある訳ないでしょ」
「だってデートって」
「あのねぇ、アンタら男には馴染み薄いだろうけど、女子の間じゃ女の子同士で出掛けるのもデートって言うの」
「マ・ジ・で!?」
「……全く、もう私疲れた。女同士のデートなんじゃ尾行の意味もないし、早く家帰って寝たいんだけど」
「いや待て。あんな可愛い私服龍娘、普段だったらなかなか見られねぇぞハァハァ。ブリテリ情報によれば、この後あの二人は、ここのモール内にある映画館で映画観てレストランで飯食って買い物してから帰るらしい。
てな訳で、折角だから尾行を続行する事にする」
「“てな訳で”の前後の関係性がわからないんですが」
「やりたきゃ二人でやってよ。私は帰――」
「肉まん」
「……」
「十個」
「……」
「……」
「……っ!わかったわかった、続行すれば良いんでしょ続行すれば!」
「おっしゃ、そうと決まれば早速映画館へ先回りじゃーっ!」
「「また待ち伏せすんのかよ!」」

