俺は目が覚めた。 どうやら昼寝したらしい。 周りを見渡すと厚岸しかいない。 厚岸も昼寝している。 上半身を起こしてみても幸喜がいない。 「ぅあ………たくみ…起きたんだ」 隣の厚岸も目が覚めた。 「幸喜は?」 「私より幸喜が心配?」 厚岸がニヤニヤして言った。 たぶん俺のことをホモとでも言いたいのだろう。 くだらないから無視した 「ねぇ、キスして」 今する気分じゃねぇよ。 「池田さんじゃないとできないの??」