こんなところ匠に見られたら、匠が好きってバレちゃうじゃん。 私いつからこんな女の子になったんだ? 「真依ちゃん!!??」 ビクッ いきなり後ろから名前を呼ばれた。 その呼んだ人は幸喜先輩だった。 私は泣き顔を見られたくなくて走って逃げた。 いつも田中から逃げていたせいか、泣きながら走っても全然疲れない。 私はC棟の1階まで走った。 よし、ここなら誰も来ないだろう。