いや、この二人の距離はどう見てもラブラブじゃないよね?? 今の今まで口喧嘩に近いことしてたんだよ? とか、思ってると幸喜先輩が私たちのところへ走ってきた。 「歩く遅いよー」 テンションたけぇー…… グイッ 「ぇ、ちょ………」 幸喜先輩は私の腕を掴み走り出した。 そして、不良たちのところまで来た。 「はーい!!!この子が匠の彼女さーん!!!」 「「おー!!」」 何が「おー!!」なんだよ、不良ども。