私は匠の腕を引っ張った。 匠は「ん?」と言った顔を少し傾げて私を見下ろした。 ドキっ!! 思わず、目線をそらした。 ちくしょー!!! そんなかっこよくもないのに、どうしてかっこ良く見えるんだぁー!!! 「も、もう帰りたい…………」 俯いて言う。 すると、匠は私の頭を勢いよく撫でた。 「かわいーな!!」 ドキっ!!