「真依ちゃん行くよ!」



私は幸喜先輩に二の腕を掴まれ、校門に向かう。




周りの視線がイタイよ…………



校門まで行くとそれはそれは色白美少女が。



まさか、
このめちゃくちゃ清楚感を醸し出しているこの人が
幸喜先輩の彼女さん????




もったいねぇ。


幸喜先輩にはもったいなさすぎる。




「よう、実紅」



「ちょっと、誰その子」




うわー。


いきなり変な雰囲気。




「これが真依ちゃん。匠の彼女」



今私のこと"これ"って言った?



私は物かよ!




「え!?この子が!?はじめまして!幸喜の彼女の実紅です!」