中は以外に整頓されていて、奥に黒い皮の二人掛けのソファーがあった。




右側に黒いソファーがあって、左側には茶色のソファーがある。




真ん中には大きなガラステーブルがあって、その下には黒色のふかふかの絨毯がひかれていた。




紘は、私を奥の黒い二人掛けのソファーの所まで連れて行く。




繋いだ手はそのままの状態でソファーに座るものだから、私もその流れで紘の左隣に座る。




ソファーの座り心地が抜群で少し跳ねてみた。




『ソファーの座り心地気に入ってもらえたんだね。』



左側の茶色のソファーの私に近い位置に座っている、金に近い茶髪の男の人がクスクスと笑った。



「っ!」



私は子供みたいなことをしていた恥ずかしさと、いきなり話しかけられてビクッと身を揺らして、紘の手をギュッと強く握りそのまま俯いた。




と。



『んなビビんなくても大丈夫だ。』



紘が、繋がれていない方の手で頭を優しく撫でてくれた。



『そう言えば人見知りなんだよね?小百合ちゃんは。』



金に近い茶髪の男の人が申し訳なさな声で、でも優しく話しかけてくれた。