__ガヤガヤ、

ザワザワ、

コソコソ。





Q、さて、私は今どこにいて、なにをしているでしょーか。




A、廃校になった小学校の廊下を紘と手を繋いで、歩いています。しかも、大勢の不良と呼ばれる人たちに注目されながら…。




なんでそんなことになっているか、って?



そんなこと紘に聞いて下さいよ。



私はただ、学校帰りに友達である李奈ーリナーと苺ーマイーと遊ぼうと思っていたら、紘に邪魔されたんですよっ。


拉致られたんですよ!?自分の彼氏にっ!






そんな嘆きも紘は無視。てか、気づいたいないと思う・・・。



いつのまにか紘が<職員室>のプレートがかけられているドアを開けていた。



と、中にいる人たちがこちらを、ガン見。



なんだか居心地が悪く、その視線を少しでも避けようと紘の背中に隠れる。



紘はそんな私をチラリと見てから。



『見んな。』



ガン見していた人たちに言い放った。



集まっていた視線がなくなって少し、居心地の悪さがなくなった。



『中、入んぞ。』



私が小さく頷いたのを見てから、部屋に足を踏み入れた紘と私。