ヤバい… 電気を付けたい… そう思いながら本当に恐怖の時には動けないものである… 再度 押し入れの方を観るが先ほどの女性は居ない… とにかく何かあった事は確かだろう… この部屋で無理心中でもあったのか? いや…それなら外から飛んで来る訳無いな… いろんな事を考えながら いつものように手を合わせる… どれ位の時間が過ぎたか…外はほのかに明るくなってきた… こんな長い時間霊を感じ続けた事は無かった… 変な話だが私に問い掛けて来る訳では無いのを感じ、恐怖感は徐々に薄れていった…