慌てて電気を付けると彼は頭を抱えていた…
 
傍にガラスの破片…
 
私は急いで彼の傍に駆け寄る
 
彼は『痛てぇ~』とオデコを押さえてガラスの破片を観て見上げた
『何で落ちてくんだよ~』と言うが慌てた私には そのガラスが何処に飾られていたのかさえ判らない…
 
『これ何処に飾ってたの?』と聞くと指指した場所は当然彼の頭の上の壁…
私はそこに飾ってあるのも知らない位に[その部屋]に独りで居る事はできないでいた
 
ガラスに模様が描かれていたが元の姿も判らない…
 
そんな簡単にヒモが切れるものか疑問に思い二人で観察する…
 
結び目の部分が切れていたのが判った…