ICU…ここに母が居るのか…
ふと気が付くと、そこには男性二人が立っていた
 
私を見付けて『娘さんですか?』と声を掛けて来たスーツ姿の男性…
どうやら保険会社の人らしい
その隣に居たのは加害者男性らしい…
深くお辞儀をし謝罪をしていたと思うが私は頭の中が真っ白になっていて訳が判らなくなってしまっていた…
対応などできる精神状態では無い…
 
そんな時にICUから出て来た医師と看護師と…母…
 
意識の無い母はいろんな機械が付けられたまま出て来たのである… 
唖然とする私…
しかし今身内は私しか居ない…
しっかりしなくては…
そう思っても高鳴る鼓動は抑える事などできない…