そして数日後に彼女が来ていた
何事も無い事を願ながらいた…
夜彼女が帰って行った後暫くしてカチャと玄関が閉まる音がする
目を向けると弟の部屋へ入って行く人影
その頃弟の友達は普通に家に出入りできる状態だったので余り気にも止めずにいた。
お風呂から出てきた弟に『友達来たよ』と伝え弟は部屋に
「誰も来て無いじゃん」と居間に戻った弟は怯えながら私に言う
え?確かに人影見えたのに…
少しして扉がス~と開いた…
ん?誰か来た?
誰も入って来ない…
手でとってを回さないと開かない扉が何で開いた?
嫌な感じはしたが気にしないようにしていた
それから私は友人に呼ばれ外出
何気なく隣の建物に目を向けると階段踊場に四つん這いになりながら下を覗き込む黒い影
浮いてる!?
黒い影は霊体…
弟に電話を掛け場所を説明し人が落ちて無いか確認して欲しいとお願いした
何も無いと連絡が来たが…最近になって感じたり見えたりするのは水晶の力が弱まってるのだろうか…
塩でお清めして貰ったが新しい水晶を購入した方が良いのかもしれない…
その日から弟は首が痛い 頭が痛い と言ってはいた
その頃は弟に憑いてしまっているとは気が付いていなかった
それに気が付いたのは…と言うより観てしまったのは霊を信じないと言っていた兄でした。

