そう思っていると、うっすらとオレンジ色の光で僅かに前が見えてきた

あぁ…良かった…

と思った直ぐ後に急カーブが見えた!

このスピードでは曲がりきれない!!

あぁ…もう壁に激突する…もうダメだ…

私は前の人にしがみつき目を閉じた

あれ?ぶつからない?

目を開けるとトンネルから既に出ていて、先に走って行った仲間が待っているのが見えた

そこへ私達も行きバイクを停める

仲間の第一声は『なんであっちのトンネルに行ったんだよ~』だったので私も『なんなの!?あのトンネル!!』と言うと運転者が『急にしがみついてくるから危なかったし』と笑って言う…

笑い事じゃない!!

『入った瞬間に真っ暗になるし前が見えたらトンネルの中なのに急カーブだし!!狭いし長いし絶対にあのトンネル変!!』と言うと仲間が顔を見合わせる

何?

『確かに薄暗いけど真っ暗にはなって無いし長いトンネルでも無いし急カーブどころかカーブなんか無いよ…でも…』
 
でも?何?
 
少し間をあけた後に
『あのトンネルは…幽霊トンネルで有名なんだよ』

… … …えっ… … …

『〇〇〇は霊感あるって知ってたから入った…』