高校に入学してから私は中学の頃からやっていた体操部にも入り、スーパーの婦人服売り場でバイトもするようになった。
 
忙しいながらもバイトが終われば仲間と遅くまで遊ぶ。
寝不足は当たり前な日常…
身体が疲れているせいかと金縛りは余り気にも止めなかった。
 
それでも遊びたい時期
いつもは溜まり場である喫茶店やゲーセン、たまに夜中に皆でドライブといったバイト仲間との触れ合いに居場所と感じていたのは事実である。
 
周りの大人は冷たい視線を浴びせてはきたが、自分は悪い事はしていない…
学校も休まず行っていたし、部活も毎日頑張っていたし、バイトも土日も働き やる事はやって そして遊んでいた…
 
そしてある日、心霊スポットへ行く話となり自分的には[又見えてしまうのでは無いか]と不安はあったが皆が居れば大丈夫か と安易な気持ちで出掛ける事になったのである。