今日から都会の学校に通うことになった。

前までは名も目立たない田舎の学校。

でも自分は、そこが大好きだった。
それは…あの人がいたから。



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ガラッとドアを開ける。

見たこともないくらいのチャラチャラした女子や、男子の独特の香水の匂い…まず慣れることはないだろう。


「おはよう」


ある女の子に声をかけられた。

…自分より小さい。とてもかわいい女の子だった。

私は「おはよう」と返した。


「私、リオって言うの。あなたは転校生?」

リオ…か。とてもあの人に似た名前だな。

「うん、そうだよ。田舎から引っ越してきたんだ…親の事情ってやつで。」

「そうなんだ!なら、友達になろう?」

「うん、いいよ!」


こんな優しい子もいるのに…

自分の緊張を解してくれた。
この子に感謝だ。


数日後に起こる出来事にも構わず、楽しい日々を過ごした。