それからなんとなく世間話をしてナミは教室に戻っていった。
「ナミって可愛い人だね」
あたしは誰ともなくいった。
「リュウの幼なじみだよ」
ハヤトの言葉にちょっと驚いた。
「彼女じゃないの?」
あたしがそういうとハヤトは笑った。
「彼女じゃねぇよ」
そういったのはリュウだった。
「んでも、電話って・・・」
あたしがそういうとリュウは笑った。
「あぁ昨日のはナミのお袋からのだよ」
そういった。
そっか、そっか
彼女じゃないんだ。
「ハルカちゃん面白いね」
「え、」
「こいつ、女っ気ないからさ」
そういってハヤトはまた笑った。
そうなんだ。
「ハルカちゃんさ、リュウと付き合ってあげてよ。
リュウかっこいいのに何にも女のことわかってねぇから」
そうハヤトは笑った。
あたしは赤面気味だった。
「おぃ、ハヤトあんまり勝手なこと言ってと
殴るぞ」
そういってリュウは立ち上がった。

