またあの頃みたいに…



そお思ったのに


目を開くとそこは見慣れた
私の部屋だった


「はぁ……夢か………」



夢にきまってるのに

ちょっと期待して夢の中での

明日を楽しみにしていた


「…………………馬鹿だな」




「誰が馬鹿なの?」


ハッと顔をあげると
ちょっと眉間にしわをよせた
お母さんがいた


「テスト前に勉強しないで寝るなんて受験生だけど大丈夫なの?」

「あーもー分かってるってばーぁ」


あっちいってとお母さんを
部屋から追い出した



分かってる、分かってる

どんなに頑張っても
貴方の一番にはなれないこと


勉強なんて頭の片隅にも
なくて頭のほとんどは貴方で
うめつくされている毎日


「受験生なのに…」