ありがとう

「私ね、あと半年の命なんだ。だから夢も恋も諦めたの」
「・・・」
「でもね、あの時、貴方に止められて、貴方とここで話すようになって、いつしか心の拠所にしてたの。私も貴方が好き。だけど、もう辛いのはイヤ。それにね、私、今日で学校辞めるんだ。だから・・・」
「俺は・・俺はお前が何て言おうと、側でお前を支える」
「・・・でも」
「俺はそれでもいい。おまえの側にいたいんだ」
「・・・」
ダメだよ・・・
弱い私を許して・・・
私はその場から逃げた