シンクロニシティー



 やっぱりシュウは、私と全く同じ格好で、隣に寝転がっていた。

 シュウの視線と私のそれが真っ直ぐ繋がって、心臓がドクンと跳ねる。


「コト……幸せ?」


 シュウの言葉で聞かれている?

 急に頭の中が痺れてしまって、思考が巧く働かなくなる。


 シュウが私に幸せかと聞いている、何て答えればいい?
 考えろ、考えるんだ私の脳ミソ!


 けれど、シュウを見詰めていると、シュウに見詰められていると、うっとり夢心地でいけない、頭が仕事をしない。


 切なげに揺れる瞳が凄く綺麗で。

 シュウは長い睫を、意味有り気にゆっくりと上下させる。
 そんなほんの小さな動きに、私の視線は釘付けで。