シンクロニシティー





「こと……
 やっぱオッパイおっきいね」



 私の水着姿を見たシュウの第一声がそれだった。


 全身には体裁に一通り視線を走らせただけ。

 その後は私の胸元ばっかりに、むず痒くなるぐらい視線を注ぎ、「お尻みたい」などとシュウはシモネタチックな言葉まで吐いた。


 けれどもそんなシュウの笑顔は神々しいほどに眩くて。
 怒る気力なんか削がれるから、私もただ笑い返す。


「シュウの感想、乳(チチ)のサイズについてだけじゃん」

 チクリ、と指摘はしてやったけど、そんなのも素敵過ぎる悩殺スマイルで軽く流されてしまった。