シュウが玄関の方へと歩き出すのを見て我に返り、咄嗟にその腕を取った。
振り返ったシュウに、
「出ないで、シュウ。お願いだから……」
祈る気持ちで無理矢理に言葉を押し出した。
「コト? どうしたの? 僕が高校ん時の担任だよ。何だろね? 今頃」
そう言ってシュウは、小首を傾げて苦笑する。
高校時代の担任が、何年も前に卒業した生徒の自宅までやって来るなんて、可笑しいと思わないんだろうか。
シュウは人を疑うことを知らない。
純粋過ぎる。愚かなほどに純粋……。
「今は、うちの学校の教師」
小さく震える声で、それでも必死に伝えた。
どうか届いて、この想い。全てを打ち明けなくても気付いてよ、シュウ。
振り返ったシュウに、
「出ないで、シュウ。お願いだから……」
祈る気持ちで無理矢理に言葉を押し出した。
「コト? どうしたの? 僕が高校ん時の担任だよ。何だろね? 今頃」
そう言ってシュウは、小首を傾げて苦笑する。
高校時代の担任が、何年も前に卒業した生徒の自宅までやって来るなんて、可笑しいと思わないんだろうか。
シュウは人を疑うことを知らない。
純粋過ぎる。愚かなほどに純粋……。
「今は、うちの学校の教師」
小さく震える声で、それでも必死に伝えた。
どうか届いて、この想い。全てを打ち明けなくても気付いてよ、シュウ。



