気付くのが遅すぎたかな、そう言い足して、父は苦々しく微笑んだ。
「遅すぎだよ。てかホント、今更じゃん。そんなの信用出来ないし、その場しのぎにテキトー言ってるとしか思えない」
「信じて貰えなくてもいいが……お前が信じられないのも良くわかる。本当に今更だからな。でもな、全部本心だ。今までそれを伝えることを怠っていた。すまなかった」
わからない。『全部本心』とか、そんなこと言われたって、全部今更だよ。
寂しくて辛くて、散々苦しんで無駄に過ごした時間を、今すぐ返してよ!
それでも――
心のどこかに、父のその言葉を喜んでいる自分も居て。
「あの女の人は? お父さんにとって一番大事な人なんじゃないの? お父さんは……浮気してたんでしょ?」
どうしても父の気持ちを確かめたくて、最も触れたくないことを自ら口にした。
「遅すぎだよ。てかホント、今更じゃん。そんなの信用出来ないし、その場しのぎにテキトー言ってるとしか思えない」
「信じて貰えなくてもいいが……お前が信じられないのも良くわかる。本当に今更だからな。でもな、全部本心だ。今までそれを伝えることを怠っていた。すまなかった」
わからない。『全部本心』とか、そんなこと言われたって、全部今更だよ。
寂しくて辛くて、散々苦しんで無駄に過ごした時間を、今すぐ返してよ!
それでも――
心のどこかに、父のその言葉を喜んでいる自分も居て。
「あの女の人は? お父さんにとって一番大事な人なんじゃないの? お父さんは……浮気してたんでしょ?」
どうしても父の気持ちを確かめたくて、最も触れたくないことを自ら口にした。



