元々寡黙な父は、いつまでもくどくど説教したりしない。
父は黙々と運転し、車は片側三車線の国道を走り続ける。多分、シュウの家に向かっているんだろう。
車内にはただ、沈黙があるだけ。
赤信号に引っ掛かり車を停車させると、父が突然思い付いたように口を開く。
「いつでも戻って来い。母さんも父さんもずっと待っている」
ポツリ、小さな声で呟いた。
驚いて顔を上げ、隣の父を見た。正面を睨み付けたままの深刻な面持ち。けれどその横顔には、どこか穏やかさがあった。
返す言葉に戸惑ってしまって、何も言えずに口を閉ざしたままでいると、父は更に続けた。
「母さんがお前のこと凄く心配して……。相当参ってる。時々連絡してやってくれ」
父は黙々と運転し、車は片側三車線の国道を走り続ける。多分、シュウの家に向かっているんだろう。
車内にはただ、沈黙があるだけ。
赤信号に引っ掛かり車を停車させると、父が突然思い付いたように口を開く。
「いつでも戻って来い。母さんも父さんもずっと待っている」
ポツリ、小さな声で呟いた。
驚いて顔を上げ、隣の父を見た。正面を睨み付けたままの深刻な面持ち。けれどその横顔には、どこか穏やかさがあった。
返す言葉に戸惑ってしまって、何も言えずに口を閉ざしたままでいると、父は更に続けた。
「母さんがお前のこと凄く心配して……。相当参ってる。時々連絡してやってくれ」



