シンクロニシティー

軋むベッドの上で揺さぶられる身体が、まるで自分のものじゃないみたいに感じた。


無機質な天井をぼんやりと眺めながら、けれども天井ではなく、どこか遠くを見ていた。



そしたら、シュウが目の前に突然現れて、私を艶やかに見下ろして言う。


『コト、すごく綺麗……。愛してる』

『コト、もう何も考えなくていい。一緒に……一緒に堕ちよう』



シュウ……。

これが、シュウが言った『堕ちる』ってことなのかな。



良くわからないよ、シュウ……。


ねぇ、シュウ……目の奥が熱くてじんじんする。でも涙は出ないんだ、おかしいね?



もう――

枯れちゃったのかな?



シュウ……。