シンクロニシティー



その日、私たちは夕飯も食べずに寝てしまった。なんだか凄く疲れていて、食欲より眠気の方がダントツ勝利。


シュウもそれは同じだったみたいで。というか、逆に相当な体力保持者だと思う。

率直に言うと、シュウの性欲は異常なほど強い。そして、それに見合うだけの持久力がシュウには備わっている。



シュウは女を悦ばせる為にこの世に生まれて来たんじゃないだろうか、なんて。そんなバカみたいなことを考えてしまったり。





翌朝、朝食の準備はシュウがしてくれた。

トーストに目玉焼き、ソーセージ、レタスとキュウリだけの緑一色サラダと、凄く簡単なもの。



「学校はちゃんと行ってね」

シュウは何でもないことのように言って、屈託なく笑う。


「あと、ご飯は交代で作る」

そしてすぐ、そう続けた。