十字架に鎖を




何度も、何度も。


そしてしだいにその唇は珠妃のそれと重なり、しばらくすると首筋に到着した。


「りゅ、う…。」


恐怖に支配された珠妃が声をあげる。


「…嫌なら今すぐ逃げて。」