おめでとうも、ありがとうも、俺には不自然に聞こえた。


珠妃はいつも通り元気だった。


ただ首筋に貼られた絆創膏が、昨日のことを現実だと突きつけてくる。


心の中で何度も珠妃に謝った。


それで、許されるはずはないけど。