方法は、口移し。 「こうするんだよ。」 そう言って、そっと珠妃ちゃんの唇に僕のそれをくっつけた。 珠妃ちゃんはすごく甘い匂いがした。 僕の中に、温かいものが流れ込んできて、少し元気になった気がした。 何だかくすぐったくて、唇を離した後、二人で顔を見合せて笑った。