そう、僕…一之瀬琉は吸血鬼。


珠妃ちゃんは、そんな僕の餌係。


これは珠妃ちゃんが…いや、僕が生まれたときから決まっていたことらしい。


とは言っても、まだ幼い僕は血を吸うことはできないんだけど。


それからいくら母親が宥めても、珠妃ちゃんは泣き止まなかった。