「琉っ…どうしたの?」 俺が家に帰ってしばらくして、珠妃が息を切らしながら部屋にやってきた。 「別に…。」 俺はぐちゃぐちゃで、何も言えない。 「琉が先に帰っちゃうから、藤堂くんに遊びに誘われちゃった。」