あれがないと、珠妃は貧血に…。 そう思って急いで取りに戻る。 机の引き出しからあの忌々しい瓶を取り出して、ふと考えた。 今日の珠妃、わりと元気だった。 もしかしたら、血製なんてなくても大丈夫なんじゃないか。