その場から駆け出す私とその場でブツブツつぶやく彼。 手には光のような力が集まり凝縮していく。 「ちょっと、私にまで当てないでよ!?」 「大丈夫です。そのよう失敗は絶対にしません!」 「だといいけどっ!」 巨大狼はまだウネってる右前足で私を潰そうとする。 それをギリギリで躱し、跳躍した。 私は狼の頭より高く跳び上がり狼を見下ろす。 狼は、そんな私に釣られて後ろ足で立ち上がる。 「はぁぁぁあああ!!!!!」 ―――ザシュ 私は迷わす斬った