「はーい、これやってー。」 あっという間に学校も終わって梓を見送り私は今先生の授業を受けている。 隣に座っている先生に平常心を装いながらも、ほんとは仮面で心臓はばくばく。 少しの仕草も様になっていてどきっが聞こえてくる。 「紗和?お前聞いてんの?」 「えっ?きっ聞いてるよ!?」 さっきからこの会話の繰り返しで、上の空の状態がずっとずっと続いてた。