「実は…ね、」


私は赤沢さんに先生のことを話した。

先生の存在や、気付いたキモチ、先生の性格、今の関係。



赤沢さんはやはりいい子らしくて、とても真剣に私の話に耳を傾けてくれた。



「そうなんだ…。それで私に。不審がっちゃってごめんね」




こんなことまでいってくれて、なんか少しだけ嬉しかった。


「あと、梓でいいからっ!」

仲良くなれた気がして、私はとても嬉しくなった。