帰りの支度を終え、鞄をしょった。


「里穂ー!かえろー?」

「ちょっとまって!あれ、気になる!」




里穂が指差したのはさっきの悲鳴の大元、女子の群れたち。


ミーハーだからなあ…




「ほらほら、いこ!」



いつの間にか里穂に腕を捕まれていて、女子の群れたちのもとへ引っ張られていった。