「わ、わ・・たしの・・うさちゃ、ん?私のうさちゃん!」

そう言って私は、彼の手からストラップを受け取った。

よかった。このまま気がつかなかったら大切なうさちゃんと離れ離れになるところだった。お礼いっとかないと、ね。

「あ、あのっ・・。ああありが、とう、ござい・・・ましたっ」

うぅぅ。絶対私、今顔あかいよぅ。はずかしぃ

私が、悩んでるのもお構いなしに彼は、ハハッと笑いながら言う。

「別に敬語じゃなくていいじゃんっ。あと、そんなにテンパらないで欲しいな☆それから、俺は、静原 愛斗(しずはら あいと)よろしくなっ。」

「私は、叶田 未桜 よろしく・・・次っまいりの番だよ」

「うう、私・・は・・花城 まいり。よ、よろしくっ」

「ちょっと先に行かないとダメだからっ。じゃねっみおーちゃん、まいりん」