「なんか、二人の時だけシチュエーションが良くないかにゃ〜?」

クーニャが言う。

「そ、そんなことないわよ!?」

優衣が言う。




後夜祭が終わりを告げた。

「さて、帰りましょ?」

姫野が言う。


校門の所に沙羅がいた。

「よう、楽しんだ…」

幸大が言おうとした瞬間。

ドッ!

「ぐぉっ!?」

咲子が幸大に肘打ち。

「幸大さんは沙羅さんと直接話すことを禁じます。」

「何でだよ…」

幸大が腹を抑えながら言う。

「幸大さんが甘いからです。

さて…帰りましょう。」

「いや、説明になってないし。」

幸大が言う。

「とにかく、幸大君は沙羅ちゃんに話をしたい時は私たちを経由してねぇ〜?」

クーニャが言う。

「その内容次第では私たちは伝えないから。」

姫野が言う。

「…。

はいはい…。」

「でも…それは少し酷いと思うの…」

優衣が言う。

「いや、これでもぬるいと思うぞ。

それに…幸大は沙羅に何も言えなくても、沙羅は幸大に何でも言えるんだ。」

マリアが言う。

「マリアちゃん…」

沙羅が寂しそうに言う。

「祭りのあとに暗くなってどうするのよ…

さ、明日は振替休日だし…先生の家に泊まるわ。

クーニャも泊まる準備したら先生の家に集合ね?」

「うん!!」


「え…勝手に話を進めないでよぉ〜!!」

優衣が言う。