「まさか、幸大が人前で能力を使うとは思わなかったわ。」

姫野が言う。

「砂浜だからな。

血を足の裏から流して操作すればわからないだろ?」

幸大が言う。

「バレる、バレないではなく。

幸大さんがあのような対応をしたことが驚くべきことだと言うことです。」


咲子が言う。


「なんか…大胆な感じだよねぇ〜。」

クーニャが言う。


「はぅ…。」

「ん?

先生、顔が赤いぞ?」

マリアが言う。

「な、何でも…ないのよ。」

桂木が言う。

「優衣さん…体調でも?」

幸大が言う。

「う、ううん!!

た、ただ、昨夜の…」

「昨日の夜、何かあったんですか?」

沙羅が言う。

「な、何にもなかったわ!!」

明らかな動揺を見せた桂木。


「ふぅん?

先生、言わないと酷い目に遭うわよ?」

姫野が言う。

「主に幸大さんが…ですけど。」


「酷い目遭うのは俺かよ!?」

幸大が言う。


「ほ、本当に何でもないの!

た、ただ、き、きき、キスをしただけで…」


その瞬間。


ギュッ!

ドッ!

ガッ!



「〇Δ※#Σ(゜д゜;)」


不思議な声を上げて幸大がうずくまる。


「こ、幸大さん!?」

沙羅が言う。

「どうしたの、幸大君!?」

桂木が言う。