「愛人って…」


「さらに、最近は翡翠とも付き合いがあるとか…」


「いや、それは…」


「それも教師!


幸大君は年上もいけるとはいやはや恐れ入った!!」


「はぁ…」


「うむ。


幸大君、明日からでどうかね?」

「え?」


「今すぐにでも…と言いたいが、彼女たちもついてきそうでね…」

「私たちは一緒ではいけないんですか?」

咲子が言う。


「他の部門や部所ならともかく…私の場所では患者の見知らぬ者がいると怖がる者もいるからね…


それに吸血鬼の手は足りてるということもある。」


「そう…ですか。」

咲子が落ち込む。


「咲子、夏休みまでの我慢だからさ…」

「…。

まぁ…しかたありません。


その代わり夏休みは期待してますよ?」


「ああ。」



「では、幸大君。


明日の放課後に家に来なさい。


私も明日は夕方からだからね。


さて、今夜はパーッと行こうじゃないか!」




榊パパの声と同時に榊ママが食事を運んできた。



「さぁ、君も飲みなさい!」

榊パパがビール瓶を差し出して言う。


「まだ未成年です…」


「父さん、うるさいわよ?」

姫野が言う。


「騒がしいのはこちらもですよ…」

咲子がクーニャを見る。


「うわぁ、こっちもおいしい!」


「あらあら、そう言ってくれると嬉しいわぁ。」

「ミシュランに載せれるよ〜!」


クーニャと榊ママが意気投合?する。



こうしてバイトとクーニャの補習が決まった。