『純ちゃん。』

倒れた私はしばらくして純ちゃんの部屋で目を覚ました。

『何?』
『何か勘違いしてるでしょ?』
『何を?』

純ちゃんは早く言えよとふてくされてた。
『うちが約束破ったって』
『…』
『うち好きだし。小6の時から。』
『うん』
『好きだよ?』
純ちゃんはベッドの後ろにいて顔が見えなかった。
だから振り向いた。
そしたら
その前に抱き締められた
『知ってた…』
『うん』
『でもちゃんと言葉で聞きたかったんだ。』
『ずるいよ。私ばっかり。』
『ごめん。不安にさせて、』