帰ってから私はすぐさま亜美に電話をした。
プルルル…プルルル…
4コール 5コール………
10コール目で諦めて電話をきった。
亜美の事だから部活で疲れて眠ってしまったのかなと思った。
プルルル プルルル
今度は私の携帯のディスプレイが光った。表示は;連;だった。
『はい、もしもし?』
『あっ俺!連!』
『そんなん知ってるよ。あのさっ亜美に携帯繋がらないんだけど、何してるか知らない?』
『えっ…あぁ!俺と会ってた時は元気だったけどなぁ。』
『何焦ってんの?』
『えっいや別にっ…』
『何なのよ!亜美になんかしたら許さないから!』
『じゃあ…落ち着いて聞けよ?
俺
お前が好きなんだ。だから亜美とは別れた。』

