あの日、あの時間に、あの場所にいなければ、まず俺は彼女を目に入れることはなかっただろう。 そんなある日、俺は明日から二日間も仕事が休みなのをいいことに、図書館で本を大量に借りてしまっていた。 俺は重たいカバンを持ち、書館の最寄り駅から電車にのった。 その日は彼女がいなかったから、少し気落ちしながらも、俺は空いている席を探して座った。 なにせカバンには本がたくさん入っている。 重いから座りたい気持ちは人一倍。