「お前さ、真面目に名前教…「嫌!」


「私、今日サークル行かないとだし、さよなら」


「おい」


言いたいことを言い終えた私は、屋上を後にした。


ドアを閉めると、心地よい風は消えた。


「今度からアイツがいない時に来よ…」


階段を下りながら、そう呟いた。