「やっぱ、まだ好きなの…??」


「いや…違うと、思う…けど……」


うつむいて答える私を見て、和奈は笑いをこらえている。


「ま、いいや!ホール行こ!!」


「あ、ごめん。私ちょっとトイレ。先行ってて!」


「ん?了解」


和奈がホールに向かっていくのを確認してから、私は歩き始めた。