「…ッ……苦しい…」


私のその言葉を聞いて、先輩は目を大きく開いた。


「…怖い…の…」


「自信が…ない、の……」


先輩は自分の胸に私を引きよせた。


私の背中にある先輩の腕は、強くて温かい…。


「俺が、優波を不安にさせてる?」


先輩は静かに聞いた。


私は首を横に数回振る。